■ご挨拶

久保 一弘
あいざと会/理事長
久保 一弘

 日本の伝統色「藍」は、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」のエンブレムカラーに採用され、ジャパンブルーとしてあらためて注目されています。吉野川平野の、「阿波藍」を育んできた中心地に「藍里病院」を開院して、令和元年6月9日で39周年を迎えました。「精神科医療改革運動」から、人権を尊重し、明るく、地域に開かれた病院を目指して開院し、利用者皆様のご期待と関係機関のご協力があって発展を続け、現在では、「精神科救急」によって「社会医療法人」に認定され、公立病院に並ぶ使命を負っています。

 救急急性期病棟60床は、全室個室として使用可能で、プライバシーに配慮した療養環境を提供し、短期入院に努めています。回復期、慢性期の入院においても「地域移行」に多職種チームで取り組み、平成31年4月からは、慢性期の病棟を「地域移行機能強化病棟」として退院を促進するとともに、5月には板野町に介護サービス包括型グループホーム10床を開設し、さらに10床を建築中です。
 病院給食の改善のために、7月からは、「栄養棟(職員食堂を含む)」の増築に取り掛かっていて来年2月に完成予定です。

 地域医療としては、藍里病院のほかに、徳島市を中心とする地域には「あいざとパティオクリニック」、県の中部・西部地域には「あいざと山川クリニック」を設け、外来診療、訪問看護、デイ・ケア等を行っています。「福祉サービス部門」の「すくも」「ことじ」等では、前述のグループホームを含む住居、様々な就労支援、生活訓練、生活介護、相談支援、地域活動支援等のサービスで暮らしを支援しています。また、常時地域で安心して暮らしていただけるよう24時間365日電話相談も続けています。(「あいざと・こころの医療福祉相談センター」)。

 急速に人口減少・高齢化している我が国のなかでも、この傾向が著しい当県では、ストレス疾患、うつ病等の感情障害、統合失調症、発達障害、認知症など、思春期~老年期まで各年代において「こころの問題」が増大しており、あいざと会の役割はますます大きくなっていると考えています。アルコール、薬物、ギャンブル、クレプトマニア、ゲーム障害などの依存症にも取り組んでおり、平成30年6月からは、徳島県依存症専門医療機関に選定されています。

 私たちは、気軽に、安心して利用していただけるサービスを提供して、「こころの問題」をもつ方と地域で「共に生きる」ことを目指しています。これからも皆様からの信頼をいただいて医療・福祉サービスで地域に貢献できるよう取り組んで参ります。

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